知人女性から現金を脅し取ったほか、男らと共謀して性風俗店の営業禁止地域で性的サービスを提供したとして、恐喝や風営法違反(禁止区域営業)などの罪に問われた富山大准教授、滝谷弘被告(50)=富山市、休職中=は19日に富山地裁(梅沢利昭裁判官)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は風営法違反に関する冒頭陳述で、被告が経営者の依頼を受けて店のホームページ作成や管理を担い、月10万円の報酬を受け取っていたと指摘。店は3年以上で約3億5800万円を売り上げたとした。

 起訴状によると、被告は2022年6月〜24年6月、女性に「ヤクザが来るかもしれない」とメッセージを送り、現金計250万円を脅し取った。