年末年始特別警戒のため、東京・新宿の歌舞伎町を巡視する迫田裕治警視総監(中央)=19日午後

 警視庁の迫田裕治警視総監が19日、恒例の年末年始特別警戒のため、忘年会シーズンを迎えて若者らでにぎわう東京・新宿の歌舞伎町を巡視した。同庁は来年1月4日まで特別警戒を実施し、悪質な客引きやスカウト、雑踏事故の対策を強化する。

 迫田総監は午後5時ごろ、歌舞伎町交番を訪れ、周辺の治安状況について説明を受けた。防犯ボランティアや警察官ら計約150人と、飲食店や風俗店が密集する繁華街を見て回った。

 巡視後に「年末年始は街頭犯罪の増加や重大交通事故の発生が懸念される。都民が明るい新年を迎えられるよう、治安確保に全力を尽くす」とのコメントを出した。