【モスクワ共同】ロシア中央銀行は19日に理事会を開き、主要政策金利を16・5%から16%に引き下げることを決定した。利下げは5会合連続。22日から適用する。インフレの鈍化を考慮した判断で、「経済はバランスの取れた成長軌道に戻りつつある」としている。

 ロシアの11月の物価上昇率は前年同月比6・6%で、10%前後だった今年前半から落ち着いた。中銀は、来年は4〜5%まで下がるとの見通しを示した。

 中銀は今年6月、約3年ぶりに利下げを開始。歴史的高水準だった21%から段階的に引き下げている。