ロボット製作を通して高等専門学校生らに東京電力福島第1原発の廃炉に興味を持ってもらおうと、福島県楢葉町で20日、第10回廃炉創造ロボコンが開かれた。全国10校16チームとマレーシア工科大とタイ高専(KOSEN―KMITL)の計18チームが出場し、タイ高専が初出場で最優秀賞を獲得した。
高線量の原子炉格納容器の内部調査を想定した課題で、参加者は作業現場が見えないついたての奥でロボットを遠隔操作。10分の制限時間内に、配管や階段を進み、最下部にある3センチ四方の堆積物を回収してスタート地点に戻す。
ロボットが動かなくなったり、階段から転落したりと悪戦苦闘する中、タイ高専が唯一すべての課題を達成した。







