柄の長いはたきなどで、ほこりが払われた岐阜大仏=20日午前9時、岐阜市大仏町、正法寺

 岐阜市大仏町の正法寺で20日、日本三大仏と称される県指定重要文化財「岐阜大仏」のすす払いが行われ、大仏に積もった1年のほこりを落とした。

 飢饉(ききん)の犠牲者の供養で建立されたと伝わる大仏で、1832(天保3)年に開眼供養された。竹材を編み、粘土と経文が書かれた和紙を重ねて造られ、顔と体は金箔(きんぱく)、衣は漆で仕上げられている。高さ13.6メートルと塑造漆箔の大仏では国内最大級とされる。

 この日朝、...