日本原燃は22日、建設中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の設計・工事計画の審査会合で、来年3月までに原子力規制委員会への説明を終えるとの目標を明らかにした。原燃は今年9月、当初目標だった11月の終了を断念。増田尚宏社長が来年2月に終えるとの見通しを記者会見で示したばかりだが、再び時期を遅らせた。

 22日の審査会合で、原燃は設計の基本的な考え方についての説明をほぼ終えた。一方で、具体的な設計や評価について多くの説明が残っているため、原燃の担当者は「会合が、あと2〜3回は必要」と述べた。規制委側は「折り返し地点は見えてきた」として、データに誤りなく準備を進めるよう求めた。