東京都台東区の浅草寺近くの「伝法院通り」で土産物店など32店舗が区道を不法占拠して営業を続けているとして、区が店主らに建物の撤去や土地の明け渡しなどを求めた訴訟は24日、東京地裁で和解が成立した。区によると、店舗側が2026年7月末までに建物を撤去して土地を明け渡す内容。
伝法院通りは、雷門のあるメインストリート「仲見世商店街」と交差する区道。店舗は衣料品などを販売してきた。
区は立ち退きを求めてきたが、店主らは40年以上前に当時の区長から道路使用の許可を得たと主張して拒否。22年になって区が東京地裁に提訴した。24年に地裁が和解を提案し、協議を続けていた。







