政府は25日、経済財政諮問会議を開き、来年6月ごろを見込む指針「骨太方針」の取りまとめに向けた議論を始めた。元日銀副総裁の若田部昌澄早大教授ら民間議員は、財政健全化の指標である基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)は、単年度の黒字化ではなく、複数年度で確認するとした高市早苗首相の方針を支持する意見を表明した。
民間議員は連名の提言を出し、中低所得者に減税と給付を同時に実施する「給付付き税額控除」も推進準備を加速するよう求めた。政府は物価高対策の一つに位置付け、野党も交えた国民会議を年明け以降に設ける方針を既に示している。







