県岐阜商が夏の甲子園ベスト4、大垣日大が2年連続センバツ出場を有力に…。今年の岐阜県高校野球は活気あふれる話題に沸いた。両校はいずれも名将を引き継いだ新監督による成果で、さらに中京、岐阜第一の新監督就任と、転換点となる一年だった。県岐阜商の甲子園ベスト4を県全体で、いかに次年以降の飛躍へとつなげるか―。激動の2025年岐阜県高校野球を振り返った。(岐阜新聞デジタル独自記事です。後編は26日に)
◆鍛治舎前監督の礎を藤井新監督が開花 岐阜大会新の84安打の猛打で甲子園へ
県岐阜商の全国選手権ベスト4は岐阜県だけでなく、全国の高校野球ファンを熱い感動の渦に巻き込んだ。王者横浜(神奈川)を準々決勝で延長十一回タイブレークの末にサヨナラで破るなど、私立全盛の日本の高校野球にとって画期的なトピックスだった。
だが、岐阜県民なら常識だが、他都道府県の公立校の躍進とは全く事情を異にする。...









