自動車大手8社の11月の世界生産台数が25日、出そろった。ホンダは中国資本の半導体企業を巡る混乱で車向け半導体が不足した影響で、前年同月比33・7%減の21万8927台となり、統計をさかのぼれる2001年以降で11月として過去最低だった。8社の合計は6・4%減の198万5727台で、ホンダを含む5社が減少した。
ホンダはメキシコの工場を停止し、米国とカナダの工場では減産していた。トヨタ自動車は中国や日本が落ち込み、5・5%減の82万1723台。国内での減少が目立った日産自動車は、5・5%減の25万7008台だった。
SUBARU(スバル)は工事のために国内工場で一部の生産ラインを停止している影響で、20・4%減の6万6168台。トランプ米政権の関税政策を受けて、メキシコで米国向けの車両生産を抑制したマツダは、5・2%減の9万5232台だった。
一方、2位のスズキはインドが好調で、14・1%増の30万7772台と11月として過去最高だった。ダイハツ工業は16・0%増。三菱自動車は2・8%増だった





