【ロンドン共同】英国のチャールズ国王は25日、クリスマス恒例のメッセージ動画を公開した。ロシアのウクライナ侵攻など世界で紛争が続き、英国を含む欧米で反移民・難民感情が広がる中「国内外で分断の声が聞かれる」と懸念を示し、国民に結束を呼びかけた。
国王は第2次大戦に触れ「社会が難局を前に結束した様は、私たちにとって時代を問わないメッセージだ」と強調。過去から学びながら未来を見据える心の「巡礼」が大切だと語った。
英メディアによると、英君主のクリスマスメッセージは国王の曽祖父が1932年にラジオを通じて始めたのが起源。国王は政府の助言を受けずメッセージを考えた。動画ではウクライナ出身者らのコーラスの様子も流れた。





