隠れ資産の内訳と地域別の金額

 家庭に眠る「隠れ資産」は推計90兆円―。フリーマーケットアプリのメルカリが家庭で1年以上使っていない不要品を調査した結果、家計簿には表れない膨大な資産の存在が見えた。全体の3分の1を衣服や時計などのファッション関連が占め、地域別では中部地方が最も多かった。

 調査は10月、10〜60代の男女2400人を対象にインターネットで実施。1年以上放置している「ファッション用品」や「書籍・音楽・ゲーム」などの個数を調べ、メルカリでの平均取引価格を参照して隠れ資産の総額を推計した。

 調査結果によると、総額は約90兆5352億円で、国民1人当たりの資産額は約71万5千円となった。内訳は最多の33・6%が「ファッション用品」で、次がおもちゃやアウトドア用品などの「ホビー・レジャー」で22・2%。「書籍・音楽・ゲーム」(21・2%)がわずかな差で続いた。

 1人当たり平均資産額が首位の中部地方は89万8765円。2位は近畿地方の80万5086円だった。最も少なかったのは北海道・東北地方の48万3266円。