北九州市出身の映画監督、故青山真治さんの作品のフィルムなどを福岡市総合図書館が収集、保存する取り組みを進めている。劇場未公開作も含まれ、大学教授や音楽家の顔も持っていた青山さんの多才ぶりが作品からうかがえる。杉原永純学芸員は「これらを見れば青山さんの全体像が浮かび上がる」と話す。
青山さんはカンヌ国際映画祭で受賞した「EUREKA(ユリイカ)」などで知られ、2022年に57歳で亡くなった。
同館によると、親交が深い映画評論家樋口泰人さん(68)や製作に関わってきた映画プロデューサー佐藤公美さん(58)が、残されたフィルムや磁気テープなどの長期保存を杉原学芸員に相談した。









