【テヘラン共同】イランの反政府デモは9日も続き、米国に拠点を置く人権団体は治安部隊とデモ隊の衝突などで、デモ参加者や治安要員を含む60人以上が死亡したと明らかにした。地元メディアは少なくとも30人が死亡と報じた。国防・外交の政策全般を統括する最高安全保障委員会(SNSC)は、デモは米イスラエルの支援を受けているとして「無慈悲に対応する」と表明。弾圧を強める構えだ。
トランプ米大統領は9日、ホワイトハウスで記者団に対し、イラン当局がデモ参加者の殺害に乗り出した場合は「非常に強烈な形で打撃を与える」と警告した。地上部隊の投入は否定した。
1979年のイラン革命前の王制で皇太子を務め、米国で亡命生活を続けるレザ・パーレビ氏がデモ拡大を呼びかけており、9日にはX(旧ツイッター)でトランプ氏に介入するよう訴えた。パーレビ氏はイラン体制批判を続け、反体制派の間で一定の支持がある。
デモは経済難への抗議をきっかけに昨年末に始まった。米シンクタンクの戦争研究所によると、全31州のうち27州に拡大した。








