中国電力は15日、島根原発2号機(松江市)で計画しているプルサーマル発電を巡り、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)で使用予定だったプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料60体の調達を決めたと発表した。同日、関係自治体である島根、鳥取の2県6市を対象に開いた説明会で明らかにした。
中国電は燃料について、フランスの燃料加工会社で加工する契約を結んでいた。今回の決定で「新たに製造するよりも早期の調達が期待できる」と説明。現在中国電が管理している同量の未加工のプルトニウムについて、中部電側と所有権を入れ替える。
島根県からは中部電のデータ不正操作問題を懸念する意見が出た。中国電は燃料加工会社から調達を受けるため、直接の譲渡ではないと説明。製造記録などを確認し、審査を通じ「燃料の信頼性を担保したい」とした。
説明会で中国電はプルサーマル発電の早期実施を目指すとした一方、開始時期は未定とするにとどめた。
終了後に中国電は「周辺自治体の理解を深めるために実施した。安全最優先に取り組みを進める」と話した。







