株式会社eWeLL
~ 将来の収益性を踏まえた機動的な資本政策の実行 ~

在宅医療の質と生産性向上をDXで推進する株式会社eWeLL(イーウェル 証券コード:5038 本社:大阪市中央区、代表取締役社長:中野 剛人、以下当社)は、2026年2月17日開催の取締役会において、会社法第156条の規定に基づく自己株式の取得を決議いたしましたので、お知らせいたします。
なお、当社における市場からの自己株式の取得は、上場以来初めての実施となります。





1. 本施策実施の背景と目的
当社は2026年2月13日に中期経営計画の発表を行いました。
中期経営計画の中では、引き続き20%を超える売上高成長と高い営業利益率を両立する事業モデルにより、安定的かつ高いキャッシュフローを創出できる事業構造を有しております。





この背景としては、当社が主力とする訪問看護を中心とした在宅医療領域において、2040年を見据えた国策や制度改革が強力な追い風となり、構造的な市場成長が見込まれていることを踏まえたものです。




この成長をAIエージェントの発展が妨げるのではないかというご質問を多くいただいております。
この観点からすると、当社は非常に強いポジショニングを取っております。

まず、AIによって操作が無くなることや作業する従業員の削減によるID課金の成長性が見込まれないこと、そしてAIによって簡単に同じようなサービスが作られてしまうことが成長期待を薄れさせていると考えております。

当社が提供する訪問看護専用電子カルテ「iBow(アイボウ)」が対象とする業務は、看護師という「人」が患者の自宅に行き、医療行為やその記録を実施する訪問看護というサービスなので、AIに代替されない業務です。
さらに、看護師は、医療従事者としての国家資格を有しており、その国家資格を有する看護師が実施する医療行為からの記録データであるからこそ医療データとして扱われるため、例えば、医療従事者ではない介護士などが測った患者の体温情報などは、医療データとはなりません。それはつまり、「iBow」が集約する慢性期医療データは、簡単にデジタル化できない、かつ他社にない独自のデータであることから、代替が非常に難しい領域となっております。

また、課金体系は1訪問100円ということで利用に応じていただくモデルであり、AIによって効率化されても課金体系への影響もありません。
そして、AIで簡単に代替できないほど複雑な制度対応と特許、加えてサポートやBPaaSという人を介した支援をセットで提供してサービスが成り立っており、AIでただの記録ソフトを作れても意味がありません。
むしろ、蓄積されたデータを活用する側のAIネイティブなシステムとして、これからより進化し成長していくと考えております。

2. eWeLL代表取締役社長 中野剛人からのコメント
当社は、東京証券取引所が要請する「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を踏まえて、従来より資本コストの算定による資本効率性や競合他社と比較した株価の水準について示してまいりました。
今回の自己株式取得は、資本効率性と足元の株式市場を踏まえて、更なる資本効率の改善を行いつつ、株価に当社の成長性が十分に織り込まれていないと判断し、今回の決定に至りました。
また、自己株式を取得することにより、人材強化に向けた報酬制度や将来的な業務提携等の成長投資にも活用可能なものと認識しており、機動的な資本政策が実現可能と考えております。
3. 今後の展望
当社は、訪問看護市場における圧倒的なシェアと、蓄積された慢性期医療データを活用した独自性の高いビジネスモデルを有しております。
引き続き、高いキャッシュフローの創出力を生かして、成長投資と株主還元のバランスをとり機動的に資本政策を行ってまいります。
今後も、短期的な市場トレンドに左右されることなく、エッセンシャルな領域での課題解決を通じて持続的な成長を実現し、その成果を適切に株主の皆様へ還元してまいります。

4. 自己株式の取得に係る事項の内容



(ご参考)2026年1月31日時点の自己株式の保有状況
     発行済株式総数(自己株式を除く) 15,251,596株
     自己株式                 242 株

■eWeLLについて
「ひとを幸せにする」をミッションに掲げ、DXで在宅医療の業務支援を推進し、医療従事者の業務効率化と患者QOLの向上を実現するサービスを提供しています。
訪問看護向け電子カルテ「iBow」、地域全体の医療リソースを最適化し病院の退院支援を効率化するマッチングプラットフォーム「けあログっと」等を展開し、全国47都道府県で6万3千人以上の看護師等(※2)の業務で日々利用され、延べ92万人以上の在宅患者(※3)の療養を支えています。




社名   :株式会社eWeLL
上場市場 :東京証券取引所グロース市場(証券コード:5038)
代表者  :代表取締役社長 中野 剛人(ナカノ ノリト)
本社   :大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル13F
設立   :2012年6月11日
事業内容 :在宅医療分野における業務支援事業(訪問看護ステーション向けSaaS型業務支援ツール(電子カルテシステム「iBow」)等を提供する事業、診療報酬請求業務を代行する「iBow 事務管理代行サービス」など)
URL:eWeLL公式サイト https://ewell.co.jp
   eWeLL IR情報  https://ewell.co.jp/ir
   iBow公式サイト  https://ewellibow.jp
   けあログっと公式 https://carelogood.jp
受賞歴:
2021年『第16回ニッポン新事業創出大賞 経済産業大臣賞 最優秀賞』
2022年『第21回Japan Venture Awards 中小機構理事長賞』
2023年『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023 ジャパン』
2024年『KANSAI DX AWARD 2024 近畿総合通信局長賞(総務省)』
2025年『経済産業省 DXセレクション2025 優良事例賞』
同年  『看護DXアワード2025 home nursing賞』
同年  『ポーター賞 2025』


※1 バーティカルSaaS(Vertical SaaS): 特定の業界・業種に特化して作られたクラウドサービス。汎用的なSaaSと異なり、業界特有の商習慣や法規制に対応しているため、解約率が低く、顧客基盤が強固になりやすい特徴があります。
※2 2025年12月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。
※3 2025年12月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の延べ対象患者数。
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