貨物船と衝突し、船体が二つに割れた遊漁船「功成丸」の船首=20日午後、三重県鳥羽市沖(鳥羽海上保安部提供)

 三重県沖で貨物船と遊漁船が衝突し2人が死亡した事故で、鳥羽海上保安部は21日、業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで、貨物船を操船していた2等航海士の杉本波音容疑者(21)を逮捕した。運輸安全委員会も船舶事故調査官を派遣し、原因究明を本格化させる。

 保安部によると、遊漁船が二つに割れ、乗っていた谷口幸吉さん(84)と中川元弘さん(67)=ともに三重県松阪市=が死亡した。遊漁船の船長(66)と、三重県や愛知県に住む60〜80代の釣り客ら計10人が重軽傷を負った。貨物船の乗組員にけがはなかった。

 事故は20日昼に発生。広島県呉市の会社が運航する貨物船「新生丸」(499トン、全長約71メートル)と遊漁船「功成丸」(16トン、全長約15メートル)が衝突した。貨物船の運航会社によると、杉本容疑者が操船していた。