13日、パキスタンの首都イスラマバードで2月上旬に起きた自爆テロに抗議する人たち(AP=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン政府は22日、隣国アフガニスタンとの国境地帯にある武装勢力の拠点7カ所を攻撃したと発表した。パキスタン国内で相次ぐ武装勢力によるテロに対する「報復」だと主張。アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は、アフガン東部でパキスタン軍の爆撃があったと認め、女性や子どもを含む数十人が死傷したと明らかにした。

 タリバン暫定政権の国防省は「露骨な領土侵犯だ」と非難する声明を発表。民間人が犠牲になったとして「安全を守るため、適切な時期に対応を取る」と警告した。

 パキスタン政府は声明で、2月上旬に発生した首都イスラマバードのモスク(イスラム教礼拝所)に対する自爆テロなどの責任はアフガンに拠点を置く武装勢力にあると指摘。国境を越えた攻撃を防ぐようタリバン暫定政権に求めたが、具体的な対策を取らなかったと批判を強めている。

 タリバン暫定政権のムジャヒド報道官は22日、アフガン東部ナンガルハル州などでパキスタン軍の特殊部隊による爆撃があったとX(旧ツイッター)に投稿した。