27日、野党指導者のネムツォフ元第1副首相の暗殺現場に花を手向ける人=モスクワ(共同)

 【モスクワ共同】ロシアでプーチン大統領を批判していた野党指導者のネムツォフ元第1副首相が暗殺されてから11年となった27日、モスクワ中心部クレムリン(大統領府)近くの殺害現場に市民らが次々と献花に訪れ追悼した。治安当局は現場の監視や周辺を巡回するなどして警戒した。

 独立系メディアによると、欧州各国の大使やロシア改革派野党ヤブロコのルイバコフ代表も追悼に訪れた。

 毎年追悼に訪れるという会社員タチアナさん(54)は、プーチン政権への反対意見を表明したネムツォフ氏は「今も大事な存在」と振り返る。「彼の生前は社会が良くなると期待を持てたが、今のロシアは政治も社会も全てが最悪。希望を持てない」と語った。