宇宙事業会社スペースワン(東京)は1日、小型ロケット「カイロス」3号機について、天候分析の結果、同日の打ち上げを中止すると発表した。次の日程は未定としている。民間単独としては国内初となる、人工衛星の軌道投入に向け3度目の挑戦。
成功すれば、世界の宇宙ビジネス市場で後れを取る日本にとって飛躍の契機になると注目されている。和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げ予定で、宮崎泉知事は同日記者団の取材に「(延期は)残念だが、万全の状態で飛ばしてもらうのが一番良い」と語った。
カイロス3号機は、全長約18メートル、重さ約23トンの固体燃料ロケット。3段の燃料を切り離しながら飛行する。台湾の宇宙機関の衛星など計5機を搭載している。
1号機は2024年3月に打ち上げられたが、飛行のための推進力の予測に誤りがあり、発射直後に爆発し、失敗した。同12月に打ち上げた2号機は、センサーなどの不具合により姿勢が乱れ自律破壊。高度約110キロに達したが衛星の軌道投入には至らなかった。












