【ニューヨーク共同】米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、中東情勢の緊迫化が米国市場を揺らしている。原油価格が急騰し、燃料費高騰によるインフレ再燃への警戒感が強まっているためだ。景気悪化の懸念から3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一時1200ドル超下落した。
「人々が想定する以上にインフレが強まるリスクがある」。米金融最大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は2日、米CNBCテレビにこう語り、原油高が長期化する場合の影響を警告。「パーティーに入り込んだスカンクのような存在になる」と、独特の表現で経済へのマイナス面を強調した。
ホルムズ海峡を通過するタンカーの運航停止への懸念が広がり、供給に悪影響が出るのではないかとの見方から、ニューヨークの原油先物相場は急ピッチで上昇し、3日は指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが1バレル=74・56ドルと、終値としては約8カ月半ぶりの高値を付けた。





