「苦しみの訴えが届いた」。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の高額献金被害者や、信者の親を持つ「宗教2世」は胸をなで下ろし、清算人には被害救済に注力するよう求めた。
両親が少なくとも1億円を献金した40代の田村一朗さん(仮名)は「解散を命じた東京地裁の判断がひっくり返ったらどうしようと不安だった」とほっとした様子。2022年の安倍晋三元首相銃撃事件を機に「傷つきながら声を上げた被害者や2世のおかげだ」と語った。
ただ、多くの2世は献金で困窮した親の介護という問題に直面しており、「清算人はこの現実を正面から受け止めてほしい」。
実名で訴えてきた橋田達夫さん(68)は、献金を巡りけんかが絶えなかった妻と離婚し、長男は精神を病んで自ら命を絶った。高知県庁での記者会見では「被害者のためになる」と歓迎しつつも「まだ通過点」と強調。会見後には県庁の外で「被害者に謝罪し、賠償責任を果たせ」と書かれた紙を掲げアピールした。








