政府は10日、訪日外国人の入国可否を事前に審査する電子渡航認証制度「JESTA(ジェスタ)」を創設する入管難民法改正案を閣議決定した。今国会に提出し、成立すれば2028年度中の導入を目指す。改正案には、在留手続き手数料の上限を現行の1万円から30万円に引き上げることも盛り込む。上限引き上げは1982年以来。
出入国在留管理庁によると、ジェスタはテロや不法就労の防止が目的で、短期滞在の査証(ビザ)取得を免除する国・地域(現在は74)を対象とする。渡航の数日前までにオンラインで氏名、滞在する目的や場所といった情報を提供してもらい、不法就労などが疑われる場合は航空機や船に搭乗させない。
在留手続き手数料の具体額は政令で定められており、現在は永住許可が1万円で在留期間更新などが6千円。実費のみの徴収で、共生施策にも充てる欧米諸国より大幅に安いとの指摘があった。
改正案は上限を永住許可で30万円、期間更新などで10万円とする。将来的な物価上昇を見越して設定した。







