東日本大震災に続く福島第1原発事故の被災地で生まれ、11回の試験を経て災害救助犬になった「じゃがいも」が先月20日、14歳8カ月の生涯を閉じた。不合格でも諦めない姿が共感を呼んだと同時に、災害時に後回しにされがちなペットの処遇を世に問いかけた。震災から15年を前に、育てた岐阜市の団体は、新たな災害救助犬の誕生を目指し育成に取り組んでいる。
「捜せ!」。木箱に駆け寄った雄のレトリバーが、箱の隅や周囲を嗅ぎ回る。中に隠れる人の臭いに気付くと、「ワンッ」と力強くほえた。
岐阜市日野南のNPO法人「日本動物介護センター」が育てる「ジャビ」(2歳)。生後4カ月から訓練を始め、...









