12日の東京外国為替市場で円相場は対ドルで下落し、一時約2カ月ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=159円台前半を付けた。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから、投資家が資産を基軸通貨のドルに移す「有事のドル買い」が優勢となった。東京市場では株式と債券も売られ、トリプル安の展開となった。
円相場の午後5時現在は前日比56銭円安ドル高の1ドル=158円78〜81銭。ユーロは38銭円高ユーロ安の1ユーロ=183円43〜47銭。
外為市場では、原油価格の上昇が、エネルギーの大半を輸入に頼る日本の貿易赤字の拡大につながるとの見方が広がった。決済に必要なドルの需要が高まるとみて先回りする円売りドル買いもあった。
市場関係者は「政府・日銀による為替介入への警戒感もあり、円は安値圏で売り買いが交錯した」と話した。
日経平均株価は前日比572円41銭安の5万4452円96銭で終わった。国債市場では長期金利の指標である新発10年債の終値利回りが2・180%に上昇した。







