イラン最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長

 【イスタンブール共同】イランの国営通信は現地時間18日、最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長がイスラエルによる攻撃で死亡したと伝えた。最高指導者だった故ハメネイ師の最側近の実力者で、イスラエル側が殺害したと17日発表していた。イラン指導部の重要人物は相次いで殺害され、ラリジャニ氏の死亡確認によりさらなる打撃を受けた。

 ラリジャニ氏は国防・外交の政策全般を統括。ハメネイ師は殺害される前、自身が死亡した場合の指導部を率いる人物として指名していたという。イスラエル軍は、ハメネイ師の死後「イラン体制の事実上のトップだった」と主張した。

 一方、モジタバ師が8日に後任の最高指導者に選出された後、保守強硬派主導の体制内でラリジャニ氏の影響力は以前より失われつつあったとの指摘もある。

 イランは米イスラエルの攻撃で、ハメネイ師や革命防衛隊トップのパクプール司令官ら多数の高官を失った。16日夜〜17日未明の空爆で、革命防衛隊傘下の民兵組織バシジのソレイマニ司令官も死亡した。