ミサイル攻撃を受けたイラン司法当局の建物(左)と隣接する警察署=20日、テヘラン(共同)
 街頭に掲げられたイランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師(右)らの肖像=20日、テヘラン(共同)
 イラン暦の正月を控え、買い物客でにぎわう菓子店=20日、テヘラン(共同)
 イラン・テヘラン

 【テヘラン共同】空爆を受けた政府関連施設のビルにはえぐられたような大穴が開き、生々しい傷痕を隠せないままだった。米国とイスラエルによる攻撃を受けるイランの首都テヘランを20、21両日、共同通信記者が取材した。イスラエル軍は断続的にテヘランを空爆。21日夜も南部と東部で激しい爆発音が響いた。米イスラエルが2月28日に対イラン攻撃を開始して以降、日本メディアがテヘランを現地取材するのは初めて。

 戦時下の街には挙国一致を訴えるプロパガンダがあふれ、体制転換を狙った攻撃に対する徹底抗戦の構えが見て取れる。対照的に市民は戦闘の長期化を危惧し、現地では祝祭期間にもかかわらず国の行く末が見えない不安が広がっていた。

 9階建てとみられるテヘラン中心部の司法当局ビル。今月1日に受けたミサイル攻撃による巨大な穴が上層階の側面に開いている。かろうじて直撃を免れた下層階はほとんどの窓ガラスが吹き飛んでいた。隣の警察署も1階の外壁がなくなり、がれきが散乱した室内を確認することができる。