熊本港を船で出発する九州新幹線つばめの車両=29日午後、熊本市

 2016年4月の熊本地震で被災し、修繕が完了した九州新幹線つばめが29日、九州各地で復活した姿をお披露目するため、熊本港を船で出航した。JR九州の古宮洋二社長は取材に「熊本地震に思いをはせてほしい」と語った。八代港や鹿児島港などに寄港し、4月10日から博多駅前で展示される。

 16年4月14日夜に起きた最初の激震「前震」の際、熊本駅の南を回送中に全6両が脱線。被災以降、熊本市の熊本総合車両所で保管されてきた先頭の1号車がこの日未明、トレーラーにけん引され、クレーン車2台で台船に積み込まれた。

 出航式観客の村山富貴さんは「復興のシンボルになると思う。勇気づけられた」と話した。