【ベルリン共同】ドイツのメディアは9日、民衆扇動罪などで実刑判決を受け、収監前に法的な性別を男性から女性に変更して女性刑務所への入所が決まっていたネオナチの被告が、逃亡先のチェコで警察に拘束されたと報じた。被告は昨年8月下旬の期日までに刑務所に出頭せず、行方が分からなくなっていた。

 被告はドイツ東部ハレの裁判所で2023年に禁錮1年6月の実刑判決を受けた。出生時の性別と異なる性別を自認するトランスジェンダーが自己申告により法的な性別や名前を変更できる法律を利用し、スベン・リービヒからマルラスベンヤ・リービヒと女性の名前に改名した上、性別も女性に変更した。

 当局が収監先として東部ケムニッツの女性刑務所を指定したことで、この法律の是非を巡る議論が起きていた。報道によると、被告はチェコでの拘束時、男性用の服を着用して髪形は丸刈りにしていたという。