モスクワの宇宙飛行士記念博物館で展示を見る人たち=7日(共同)
 モスクワの博物館に展示されている宇宙飛行した犬の剥製=7日(共同)

 【モスクワ共同】ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが1961年に人類初の宇宙飛行に成功してから12日で65年。ロシアは日米欧と共同運用する国際宇宙ステーション(ISS)に2028年まで参加するとしているが、22年のウクライナ侵攻後、欧州との協力は停滞する。中国と共同での月面拠点設置計画や、友好国との人材交流を進めている。

 「西側諸国の多くは友好的ではない。独自の宇宙ステーションを造る必要がある」。ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのバカノフ社長は7日のタス通信のインタビューで、30年代に運用を終えるISSに代わる有人実験施設を建設すると意気込んだ。10カ国以上からロシアの技術を習得したいとの申し出があるという。月面原発建設や金星探査も目標に掲げる。

 ただロシアは23年に打ち上げた無人月探査機「ルナ25号」が月面に衝突し失敗。後継機の打ち上げ延期も表明した。有人月面着陸を目指す中国や、国際月探査「アルテミス計画」を主導する米国と比べ、出遅れ感は否めない。