栃木県の福田富一知事は14日の定例記者会見で、下水汚泥を焼却する県下水道資源化工場(宇都宮市)で、助燃剤として使う重油を調達する一般競争入札が不調になったと明らかにした。1月下旬に入札情報を開示し4社が参加したが、3月23日の期限までに全社が辞退した。中東情勢の影響とみられる。随意契約に切り替え、重油の確保を急いでいる。

 同工場は県内で発生する年間約7万トンの下水汚泥のうち、約4万トンを焼却している。県担当者は「ここを止めるわけにいかない」と危機感を募らせる。

 重油は3カ月ごとに一般競争入札で調達している。今回の入札は4〜6月分の672キロリットルの調達だった。