大阪府和泉市の集合住宅で住人の母親(76)と娘(41)が殺害された事件は、15日で発生から1週間となった。現場は未明の大型団地の一室。2人はそれぞれ頭や首など10カ所以上に傷があり、襲った人物の殺意の強さがうかがえる。「恨まれる人とは思えない」。周囲が口をそろえる親子に何があったのか。府警が容疑者の特定を進める。
府内有数の規模の「鶴山台団地」。15日も現場となった棟の周辺には規制線が張られ、捜査員が出入りしていた。
殺害されたのは同市、職業不詳村上和子さんと、同居する長女の社会福祉士裕加さん。発見時はいずれも寝間着姿で、死亡推定時刻は8日午前4時ごろだった。2人にはそれぞれ頭や首、背中を中心に10カ所以上の刺し傷があり、和子さんは首、裕加さんは鎖骨付近の動脈が切れ、死因は失血死だった。
府警は9日以降、2人が暮らしていた1階の部屋を現場検証。捜査関係者などによると、ベランダに侵入の跡はなく、遺体発見時は玄関が無施錠だった。玄関や室内には血の付いた足跡があった。





