【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は14〜16日にドイツやオランダなど欧州4カ国を歴訪し、無人機の共同生産に向けた防衛協力強化を加速させた。実戦経験を踏まえた無人機の開発能力を売り込み、見返りとしてロシア軍の弾道ミサイルを迎撃する防空兵器の獲得を狙った。
トランプ米政権が防空システム「パトリオット」のミサイルをイラン対応に振り向けていることを受け、ウクライナでは調達が難しくなることへの危機感が強まっている。欧州各国との連携で防空兵器の不足を補いたい考えだ。
ゼレンスキー氏は16日、オランダでイェッテン首相と会談し、無人機の共同生産に向けた協力に関する宣言に署名した。記者会見で「防空能力の包括的な発展も含まれる」と説明した。
14日に訪問したドイツでは人工知能(AI)を搭載した無人機の共同生産や、ドイツによるパトリオット用ミサイル数百発分の資金援助を柱とする防衛協定に合意。14日にノルウェー、15日にイタリアを訪れ、それぞれ無人機の共同生産に向けた協力で一致した。









