ロシア軍兵士らと並んだプーチン大統領(中央)=2023年、ロシア西部クルスク州(ロシア大統領府提供・タス=共同)

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのレシチェンコ大統領府顧問は4月30日、キーウで共同通信の単独インタビューに応じた。ロシアが5月9日の対ドイツ戦勝記念日の軍事パレードに兵器や装備の隊列を参加させないことについて「前線で全て浪費し、出せるものがない」と述べ、装備不足が深刻化していると分析した。

 レシチェンコ氏は2022年の侵攻開始直後から大統領府で政策立案に関与し、対ロシア制裁の調整に当たった。ロシアのプーチン大統領が記念日に合わせて停戦を呼びかけているのはパレードを無事に開催するためだとして「1〜2日の停戦にたいした意味はない」と一蹴。ウクライナは外交交渉の条件として恒久的な停戦を求めていると改めて訴えた。

 レシチェンコ氏は侵攻開始後、ウクライナ東部ドネツク州の前線を約80回視察したと説明。当初見られた戦車は姿を消し無人機の攻防が主体となり「戦争の論理や装備が変化した」と述べた。

 無人機は「ウクライナが最高のノウハウを持っている」と語り、今春の戦闘で毎月ロシア兵3万人超が死傷したと指摘。