鮮やかなオレンジ色のキノムラヤドリムネボソアリの成虫(木野村恭一さん提供)
研究を手掛けた木野村恭一さん(右)と濱口京子さん=関市内(木野村さん提供)

 元高校教諭で、アリ研究の権威として知られる木野村恭一さん(73)=岐阜市=や、教え子で森林総合研究所関西支所(京都市)生物多様性研究グループ長の濱口京子さん(57)=岐阜北高校出身=らでつくる研究チームが、他のアリに寄生する「キノムラヤドリムネボソアリ」の独自の生態を世界で初めて証明した。全てのアリの中で、キノムラヤドリムネボソアリが唯一、女王アリのみが存在し、交尾せずに子どもを産む「単為生殖」で増えるというもの。濱口さんは「アリの社会性の仕組みや進化の新たな知見が得られるかも」と展望を描く。

 キノムラヤドリムネボソアリは、東海3県や四国地方に生息し、...