鈴木達也容疑者

 北海道旭川市の旭山動物園に3月31日ごろ、妻の遺体を運び込んで焼却炉で焼却するなどしたとして死体損壊の疑いで道警に逮捕された同園飼育員の市職員鈴木達也容疑者(33)が4月上旬、妻の所在を尋ねられ「東京に行った」と説明していたことが3日、容疑者宅の周辺住民への取材で分かった。

 道警が4月23日に任意の事情聴取を始めるまで園で通常通りの勤務を続けており、周囲に隠そうとしていたとみて殺人容疑も視野に調べる。

 捜査関係者によると、鈴木容疑者と妻の由衣さん(33)は2人暮らし。旭川市の容疑者宅をたびたび訪問していたという周辺住民によると、4月7日に訪れた際に由衣さんの姿はなく、容疑者に聞くと「東京に行った」と話した。後日、再び家へ行ったときも不在だったため「入院しているのか」と質問したが、容疑者は否定したという。

 道警によると、4月23日に由衣さんの親族から「3月下旬ごろから連絡が取れない」と相談があった。道警は容疑者の説明を基に調べ、焼却炉から遺体の一部を見つけた。鈴木容疑者は逮捕容疑を認めている。