伊勢神宮の式年遷宮に向けた伝統行事「お木曳」で、木材を載せた奉曳車を引っ張る住民=9日午前、三重県伊勢市

 伊勢神宮(三重県伊勢市)の社殿を建て替える2033年の式年遷宮に向け、造営に使う木材を運び入れる伝統行事「お木曳」のうち、同市中島から陸路で外宮に運ぶ陸曳が9日、始まった。かつて神領民と呼ばれた神宮周辺の住民でつくる4団体が参加。木材は奉曳車という台車に載せて運ばれた。

 一番車は午前9時半ごろに出発。地区の特徴に合わせた絵やゆかりの漢字が書かれた色とりどりの法被を着た住民が「エンヤ」というかけ声に合わせ綱を引っ張り、街を練り歩いた。

 10日からは、全国から募った希望者による別ルートでの陸曳を実施。陸曳は6月まで続き、7〜8月は川の中を木ぞりで内宮に運ぶ川曳に移る。