13日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(382回債、表面利率2・4%)の利回りが上昇し、一時2・600%を付けた。日本相互証券によると、1997年6月以来、約29年ぶりの高水準となった。終値利回りは前日より0・045%高い2・585%で、終値では日本相互証券の記録が残る98年12月以降で最高を更新した。
中東情勢で不透明な状況が続く中、米原油先物価格の上昇により、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退。米長期金利が上昇した流れが波及し、国債が売られて利回りが上昇した。原油高に伴うインフレを抑えようと、日銀は早期の追加利上げに踏み切るとの見方も、国債売りを誘った。
長期金利が上昇すると、固定型の住宅ローンの金利が上がるため、住宅購入者の負担が増すことになる。企業の長期借り入れの利払いも増えて、投資や事業活動が鈍る可能性がある。
高市早苗政権が発足した昨年10月以降、長期金利は上昇傾向にある。10月上旬の1・6%台から7カ月で2・6%台に到達した。







