2027年春に卒業を予定する大学生らの就職活動は1日、政府のルールで定められている採用面接や筆記試験の解禁日を迎えた。実際は多くの企業で選考が前倒しで進められており、ルールは形骸化。大手人材サービスのインディードリクルートパートナーズ(東京)の調査では、大学生らの就職内定率は5月1日時点で67%となっている。
大学3年生を対象にインターンシップ(就業体験)を行い選考につなげる企業が増えており、前倒しが定着する要因になっている。経済情勢に不透明感が出ているものの、人手不足を背景とした学生優位の「売り手市場」が依然続いているもようだ。
第一生命保険は1日、東京都千代田区で面接を行った。人事担当者と対面した女子学生は、緊張した様子で志望動機や学生生活で力を入れていることを話していた。同社の担当者は取材に対し「学業や課外活動で忙しい学生に当社の魅力をどう伝えていくべきか、これまで以上に考えている」と強調した。
インディード社によると、3月1日時点の大学生らの内定率は38%で、5月には29ポイント上昇している。






