【北京共同】北朝鮮が昨年刊行した自国の領土を示す地図や書籍に、島根県の竹島(韓国、北朝鮮名・独島)を記載していないことが1日、分かった。これまでは韓国だけでなく北朝鮮も「朝鮮固有の島」だとして領有権を主張し、過去の地図には記載していた。北朝鮮問題に詳しい慶応大の礒崎敦仁教授は「主張を放棄した可能性がある」との見方を示した。
北朝鮮は2023年末以降、韓国との平和統一を放棄する姿勢に転換。礒崎氏によると、憲法を改正して半島北側だけを領土と規定したことで、南側の竹島は対象外になったとみられるという。
竹島を巡っては韓国が1954年に警備隊を派遣して実効支配しており、日本政府は不法占拠だと強く抗議している。
北朝鮮の出版社がそれぞれ2025年10月、12月に発行した地図と電子版書籍を共同通信が入手。過去の地図には竹島を「独島」として「北朝鮮の領土」だと示す表記があったが、25年版は半島南側と竹島を除外した。
書籍は北朝鮮の国としての基礎情報を中国語で紹介する内容で、竹島を含まない範囲を指し示した。





