時代劇映画やテレビドラマ、バラエティー番組で親しまれた俳優の中村玉緒(なかむら・たまお、本名奥村玉緒=おくむら・たまお)さんが9日午後3時52分、肺炎のため東京都で死去した。86歳。京都市出身。告別式は17日午前9時半から東京都品川区西五反田5の32の20、桐ケ谷斎場で。喪主は長女奥村真粧美(おくむら・まさみ)さん。
歌舞伎俳優の二代目中村鴈治郎さんの長女として生まれた。四代目坂田藤十郎さんは兄。
中学2年の時に「景子と雪江」で映画デビュー。1954年に大映に入り、「銭形平次捕物控 幽霊大名」を皮切りに「赤胴鈴之助」シリーズなどの時代劇に出演、愛くるしい娘役として人気を博した。
市川雷蔵さんと共演した「炎上」などで演技派として評価を高め、「ぼんち」「大菩薩峠」でブルーリボン賞助演女優賞を受けた。65年に大映を離れた後も「金環蝕」や「岸壁の母」「橋のない川」で熱演した。
「不知火検校」や「悪名」シリーズで共演した勝新太郎さんと62年に結婚。勝プロダクションの設立と倒産、勝さんの麻薬所持による逮捕など、激動の人生を送った夫を支えた。
舞台にも多く出演し「新・おんなたちの同窓会」などで座長を務めた。テレビのバラエティー番組「さんまのスーパーからくりTV」では、豪快に笑う天真らんまんなキャラクターで親しまれた。他の出演作にNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」、ドラマ「おばはん刑事!流石姫子」など。
◆日本昭和村の名誉村長、岐阜県民を楽しませる
9日、死去した中村玉緒さんは2003年、美濃加茂市山之上町にオープンした県営公園「日本昭和村」(現・ぎふ清流里山公園)の名誉村長に就任した。以降は毎年のように同所を訪れ、トークショーなどで来場者を楽しませた。











