厚生労働省は17日、アスベスト(石綿)による疾病で2025年度に労災認定されたのは、速報値で1394件だったと発表した。前年度よりも183件増えた。

 厚労省によると、疾病別では、中皮腫702件、肺がん530件、びまん性胸膜肥厚88件、石綿肺50件、良性石綿胸水24件。業種別では建設業が最多の927件、次いで製造業333件だった。

 特別遺族給付金の支給決定は133件で、前年度比で105件減少した。特別遺族給付金は、労災補償を受けずに死亡した労働者の遺族が対象で、時効(5年)が経過していても因果関係が認められれば支給される。