勝海舟を討ち取ろうと訪ねた坂本龍馬が、思想に感銘を受けて弟子入り―。龍馬の大胆さと懐の深さを物語るこうした逸話は、勝海舟の誇張により伝えられたものではないかとする研究成果が20日、高知市の県立坂本龍馬記念館で披露された。
15年にわたり龍馬史を研究してきた東京都のTBS社員知野文哉さん(58)が、同日開催の第18回現代龍馬学会で「龍馬伝をクリーニングする」とのテーマで講演した。
2人が出会った時期の史料を分析した知野さんは、勝と龍馬に共通の知人がおり、同じ佐久間象山塾に在籍していた可能性を指摘。逸話は勝が晩年にまとめた回顧録によって広まったとし「勝が大げさに書き残していたのだろう」との見方を示した。







