~世界の鳥の巣25点と絵本原画20点を展示~

木工家具メーカーとして森づくりに取り組む飛騨産業株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役社長:岡田明子/以下、飛騨産業)は、2026年7月18日(土)から9月8日(火)の期間、遊朴館 HIDA GALLERY(以下、遊朴館)にて、夏休み特別企画 鈴木まもる『世界の鳥の巣と絵本原画展』― 鳥たちに学ぶ自然界のデザイン ―(以下、本展)を開催します。
絵本作家として活躍する鈴木まもるさんは、野山で見つけた鳥の巣の美しさや不思議に魅せられ、日本や世界各地の鳥の巣を調査・収集しながら研究を続ける鳥の巣研究家でもあります。本展では、その貴重なコレクションの中から、形も大きさもさまざまな鳥の巣25点と、鳥の巣を描いた絵本の原画20点を展示します。
会期中は鈴木まもるさんによる講演会や「鳥の巣づくり」のワークショップを開催するほか、各種連動企画を実施。遊朴館併設の「CAFE & TABLE 工」では本展を記念したスペシャルメニューを提供するほか、館内では絵本や原画のアートプリント、鳥をテーマにした工芸作品の展示販売を行います。
「人類の家や服、入れ物なども、鳥の巣からヒントを得て生まれたものもあるのではないか」と鈴木さんは語ります。この機会に、鳥たちが生み出す驚きと発見に満ちたデザインの世界をお楽しみください。夏休みの自由研究にはもちろん、自然の営みやものづくりに関心のある方にもぜひご覧いただきたい企画展です。
開催概要
鈴木まもる『世界の鳥の巣と絵本原画展』
― 鳥たちに学ぶ自然界のデザイン ―
会期:2026年7月18日(土)~9月8日(火)*水曜・第3木曜定休
開館時間:10:00~18:00
会場:遊朴館 HIDA GALLERY(岐阜県高山市上一之町26)
TEL:0577-32-8892
入場料:無料
主催:飛騨産業株式会社
後援:高山市教育委員会、飛騨・高山観光コンベンション協会
URL:https://hidasangyo.com/shop/yuhokan/
本展の見どころ
1.ユニークな「鳥の巣」が大集合
鈴木さんがこれまでに日本や世界各地を訪ねて集めた鳥の巣*は300種、1,500個以上。本展では、その中から厳選した25点を展示します。形や大きさ、素材やつくり方もさまざまな鳥の巣は、それぞれの生息環境や生態に応じて形づくられたもの。身近な素材を用いて、必要な機能を美しく形にする鳥たちのデザインにご注目ください。
*鳥の巣は産卵や子育てのために作られ、ヒナの巣立ちとともにその役目を終え、使用されなくなった後は自然に朽ちていきます。本展では、使用後の古巣を収集・展示しています。

キムネコウヨウジャクの巣

セアカカマドドリの巣
キムネコウヨウジャク (英語名)Baya Weaver
東南アジアなどに住み、巣がサルなどに襲われないよう、細く裂いたヤシの葉を高い枝先に編んで作ります。形状は妊婦のお腹のようにも見え、下側の細い通路が出入口になっています。
セアカカマドドリ (英語名)Rufous Hornero
南米に住み、土に枯れ草を混ぜてかまどのように固い巣を作ります。穴の奥に小さな出入口があり、卵やヒナが見つからないようになっています。アルゼンチンでは「神様が人間に丈夫な家の作り方を教えるためにこの鳥をつかわせた」といわれています。
2. 美しい原画が誘う鳥たちの世界
鈴木まもるさんは、鳥の巣や鳥たちの暮らしをテーマにした図鑑や絵本を数多く手がけています。本展では、その中から原画20点を展示します。鳥たちを見つめ続けてきた観察眼と、絵本作家ならではの豊かな表現力によって生み出された作品は、鳥の営みを知るためのガイドであると同時に、美しいアート作品としてもお楽しみいただけます。
なお、会場では絵本や作品のアートプリントも販売します。

「命をまもるかたち」

「ボルチモアムクドリモドキ」 (英語名)Northern Oriole
3. 学びが深まる体験プログラム
鈴木まもるさんによる講演やワークショップを開催します。鳥の巣や鳥たちの暮らしについて学びながら、自然界に息づく知恵や工夫、その奥深さをより身近に感じられるプログラムです。
■ 鈴木まもるさん講演会「鳥の巣と絵本の不思議」
鈴木さんが鳥の巣の不思議や絵本の魅力について、世界各地で出会った鳥たちや鳥の巣のエピソードを交えながら、写真や動画とともにお話しします。子どもから大人まで楽しみながら学べる講演会です。
日時:2026年7月18日(土)13:30~15:30(開場13:00)
会場:飛騨高山まちの博物館 酒蔵ホール(岐阜県高山市上一之町75)
*会場は遊朴館とは異なりますのでご注意ください。(遊朴館から徒歩1分)
参加費:無料
定員:100名
お申し込みURL:https://reserve.peraichi.com/r/f89987fc
お問い合せ:0577-32-8892 *水曜・第3木曜をのぞく
■ ワークショップ「鳥の巣をつくろう!」
本物の鳥の巣を見たり、鈴木さんから鳥の巣についてのレクチャーを聞きながら、干し草や木の枝、手芸用品など身近な素材を使って、世界にひとつだけのオリジナルの鳥の巣をつくります。
日時:2026年8月22日(土)13:30~15:30
会場:飛騨高山まちの博物館 研修室(岐阜県高山市上一之町75)
*会場は遊朴館とは異なりますのでご注意ください。(遊朴館から徒歩1分)
参加費:500円
定員:20名
お申し込みURL:https://reserve.peraichi.com/r/b62ee2cc
お問い合せ:0577-32-8892 *水曜・第3木曜をのぞく
鈴木まもるさんコメント
森を育て、そこで生まれ育った木で、人の命や暮らしを支える家具を作る飛騨産業さん。それは鳥が自然の草やコケを使って、壊れやすい卵を守り、未熟なヒナが育つ鳥の巣を作っているのと同じことなのでしょう。
鳥は人の歴史より、はるか昔から、親にも学校ででも教わらず、本能の力で、「組み立てる」「削る」「編む」「縫う」等々、さまざまな技法で鳥の巣を作っています。「なぜ物をつくるのか?」という根源的なものを教えてくれているのだと思います。

鈴木まもる Mamoru Suzuki
画家・絵本作家・鳥の巣研究家。東京藝術大学美術学部工芸科中退。主な絵本の仕事として、「ぼくの鳥の巣絵日記」で講談社出版文化賞絵本賞受賞(2006年)、「ニワシドリのひみつ」で産経児童出版文化賞受賞(2015年)、「あるヘラジカの物語」で親子で読みたい絵本大賞(2021年)などがある。鳥の巣を扱った著作として、「世界の鳥の巣の本」 (岩崎書店)、「鳥の巣いろいろ」(偕成社)、「生きものがつくる美しい家」(エクスナレッジ)、「巣箱のなかで」(あかね書房)、「鳥は恐竜だった」(アリス館)、「身近な鳥のすごい巣」(イーストプレス)など。これまでの作品が評価され、第3回やなせたかし文化賞受賞(2025年)。ニューヨークをはじめ国内外で絵本の原画と鳥の巣の展示会を開催。
展覧会連動企画
■ CAFE & TABLE 工 スペシャルメニュー
会場となる遊朴館併設の「CAFE & TABLE 工」では、本展にあわせたスペシャルプレートをご用意します。飛騨の旬の食材を使った夏休み限定のベジカレー、飛騨の山々に暮らす雷鳥をイメージしたデザートや期間限定ドリンクをお楽しみいただけます。

飛騨の旬な食材を用いたベジカレー Photo: Kazuhiro Shiraishi

雷鳥のおさんぽプレート Photo: Kazuhiro Shiraishi
■ 関連イベント
遊朴館では夏休み期間中、森の散策ツアーや、木鳥づくりのカービングワークショップなど、鳥にちなんだイベントを開催します。また、遊朴館から徒歩圏内にあるHIDA高山店 森と暮らしの編集室では、「こどもと楽しむ森のめぐみ 2026」と題し、親子で楽しめるワークショップや家具工場見学ツアーなど、自由研究にも役立つ体験プログラムを実施します。
詳細は後日、飛騨産業のWEBサイトおよびSNSでお知らせします。展覧会とあわせて、ご参加ください。

飛騨産業について
木工家具ブランドHIDAを展開する飛騨産業は、飛騨地方の悠久の森と飛鳥時代より続く匠文化を背景に、地域の発展を願う有志によって1920年に創業された家具メーカーです。「匠の心と技をもって、飛騨を木工の聖地とする」という志のもと、「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」「森と歩む」の4つの価値観を軸に、地域に根ざした持続可能な木製家具づくりに取り組んでいます。
曲木やスギ圧縮など独自の技術の研鑽を続けながら、国内外のデザイナーとの協働によって開発されたコレクションは、海外の展示会やアワードにおいて国際的な評価を獲得しています。また近年では、木工職人の育成を行なう「飛騨職人学舎」や「遊朴館 HIDA GALLERY」などの取り組みを通じて、木工文化を未来につなぐための活動にも力を入れています。
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