関商工にとって、春は緊急事態だった。昨夏、秋ともに県ベスト4の立役者エースの左腕小川輝也、2番手の2年生左腕新川桜我がともにけがで戦列を離れ、春季県大会は初戦の2回戦で敗退。「夏に間に合うのか」と選手間の動揺は隠しきれず、大きなピンチに見舞われた。だが、エースは帰ってきた。まだ万全とは言えないが、夏本番へ向け、順調に復活への階段を上りつつある。同時期に故障した新川もカムバック。加えて、ベンチ入り経験皆無の2年生右腕板屋茜之介が台頭し、練習試合でほとんど無失点。投手力は危機を乗り越えた単なる復帰ではなく、江崎大輔監督の想像を上回るレベルアップをした、全くの別チームとして挑む夏、まさに脅威のノーシードだ。
◆岐阜ビッグ4に匹敵、エースの左腕小川が順調に復調 投手陣全体がレベルアップ
エースにとって復活の夏は、リベンジの夏でもある。昨夏準決勝で同じ2年の県岐阜商柴田蒼亮と先発マウンドに立ちながら、初回に打者5人に4安打され、2失点でマウンドを降りた。柴田はその後、県を制して甲子園ベスト4まで上り詰めた。
新チームになり、...


















