自民党の小渕優子元選対委員長

 自民党の小渕優子元選対委員長が、党税制調査会の「インナー」と呼ばれる非公式幹部会合のメンバーを辞任したいとの意向を、小野寺五典税調会長に伝えたことが25日分かった。小野寺氏が記者団に明らかにし「慰留している」と説明した。党税調の副会長を務める小渕氏は財政規律を重視する立場で知られ、飲食料品の消費税率引き下げなどを巡る対応への不満が理由とみられる。

 小野寺氏は、小渕氏について「素晴らしい実績と能力を持っている。考え直していただきたい」と強調。辞意の具体的な理由は聞いていないとした。

 超党派の社会保障国民会議や党税調では、2027年4月に飲食料品の消費税率を2年間限定で8%から1%に下げる案の議論が進んでいる。小渕氏は周辺に、受け入れられないとの考えを示していたという。

 一方、小林鷹之政調会長は記者会見で1%への減税案に関し、受け入れ可能だとの認識を示した。2月の衆院選で公約に掲げて勝利した経緯に触れ「公約の重みを踏まえた形での結論を出す責任がある」と強調した。