愛知県一宮市で昨年5月、妊娠中の研谷沙也香さん=当時(31)=を車ではねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)罪に問われた児野尚子被告(51)を禁錮2年6月の実刑とした名古屋地裁一宮支部判決が3日、確定した。期限までに被告側、検察側の双方が控訴しなかった。

 緊急手術で生まれた研谷さんの長女日七未ちゃんには、事故の影響で重い障害が残った。遺族は日七未ちゃんに対する過失傷害罪にも問うよう求め、検察に署名を提出した。刑法では、胎児は母体の一部とされることから、検察は立件を断念。公判中に訴因変更し、日七未ちゃんの名前と母体で受けた影響を起訴状に盛り込んだ。