埼玉県川越市の川越少年刑務所は3日、サッカーJ1浦和レッズの協力を得て、サッカーを通じて受刑者の更生と社会復帰を支援するプロジェクトの様子を報道公開した。同刑務所によると、6月から取り組みを始めており、日本初の試みだという。
プロジェクトは、サッカー指導によりコミュニケーション能力や計画立案力、アンガーマネジメントを習得させる狙いがある。提案した国際サッカー連盟(FIFA)によると、英国では既に受刑者に実施されており、収監中のトラブルや懲罰対象の行為が減少するなどの効果が出ている。
3日は午前、浦和レッズの元選手でハートフルクラブコーチの酒井友之さんが刑務所内の講堂で10〜20代の受刑者約20人にプレーに大切な心構えを伝えた。その後、受刑者がグラウンドに出てボールを使ったパス回しや足元での止め方を教わると、笑顔を見せる人もいた。20代男性受刑者は「思いやりが生活の中でも大切だと改めて感じることができた」と語った。
視察したFIFAの担当者は「今後も日本で広げていきたい」とアピールした。






