役目を終えた神棚に火を入れる田口豊年宮司(左)=中津川市付知町、護山神社

 神棚を焼いて灰を森に返す神事「古祠焼納(こししょうのう)祭」が岐阜県中津川市付知町の護山神社で行われ、役目を終えた神棚に感謝を伝えるとともに樹木の再生を願った。

 同祭は、地元の早川産業が神棚を製造する企業の社会的責任を果たすため、1995年から始め、現在は同神社の例祭として5月3日に実施している。また近年は国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を推進する取り組みとしてアピールに力を入れている。

 今年もトラック2台分の神棚が集まった。出席者約40人が見守る中、田口豊年宮司が昨年の同祭で出た灰を境内にある樹木の根元にまいた後、集まった一部の神棚に火を入れた。総代会長の三尾明さんは「3年ぶりに来賓を迎え、神事ができたことをうれしく思う」とあいさつした。