ラピダスの小池淳義社長は8日、長野県軽井沢町で講演し、量産体制が整えば先端半導体の販売価格を台湾積体電路製造(TSMC)の水準以下に設定する方針を示した。後発として市場に参入することから「値段で負けるわけにはいかない」と説明した。

 ラピダスは2027年度後半から回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の製品の量産を目指している。小池氏は、半導体受託製造世界最大手のTSMCが先端半導体市場を独占していると指摘。ラピダスの製品価格について「少なくとも同じかちょっと下がるくらいのところで対応する」と述べた。

 日本生産性本部が8日にセミナーを開き、小池氏をゲストに招いた。小林喜光会長は冒頭あいさつで「急速に進展する人工知能(AI)の影響は計り知れず、新たな時代の生産性改革の実現が急務だ」と述べた。